小川和紙のArt展『A4 Project』

小川和紙を使ったArt展『Art on Ogawa-washi “A4”Project』にワビスケも参加しております!
現在、埼玉県小川町の晴雲酒造・埼玉伝統工芸会館・紙すきの村〜久保昌太郎和紙工房〜さんの3会場にて3月31日まで展示中です。ワビスケの作品は、紙すきの村〜久保昌太郎和紙工房〜さんに展示されております。お近くの方、お時間の許す方は是非お運びいただけたら幸いです。
 
小川和紙“A4”Projedtのコンセプトとして、A4サイズという現代の人にとって最も身近でもある小さいサイズの和紙を使って
 Active! → 積極的に!
 Alternative! → 新しい手段で!
 Advanced Expression! → 一歩進んだ表現を!
 Amuse yourself! → 楽しんで!
というテーマがあります。
 
なんとなく「積極的に!」「楽しんで!」「一歩進んだ!(表現を)」のキーワードに引っ張られました。
和紙の持つ従来のイメージといえば、Japan(日本)、伝統、書、版画…etc. シビアなところでは高級、貴重……?といったところでしょうか。
私が和紙に興味を持ち、触れるようになってまだまだ数年ですが、やはり小川和紙を愛している地元の方からのお言葉に「昔は(それこそ江戸時代とか)トイレ用のチリ紙としても使ってたくらいだかんな〜」と。物によるとは思いますが…。老若男女問わず今の時代も身近に小川の和紙を使った何かあればな……と御仁は仰っいました。和紙に対して熱心にお話され、初見にも関わらず小川和紙でこんな物を作りたいのですという私の申し出にも快く応じてくださり、「うちもね、今までにこんな事をやってみたんだよ」といろいろと見せてくださいました。小川町という地元に対して、小川の和紙に対して、すごく愛を感じました。和紙に、というよりは「小川和紙」に対して。
で、改めて今回のプロジェクトのコンセプトに向き合い、伝統工芸を職とする業界になんとなく感じる「守り」的なところへの「積極的に!」として、もっと挑発的に!でもよいのではと考えました。そして「挑発」と頭に浮かんだ時に真っ先に浮かんだのがまぎれもない、モヘアワンピを着た女性が挑発する姿でした。直接すぎると言えばもうそれはそうで反論の余地はなく、しかしモヘアワンピに対しては常々持論がありまして、それを語ると長くなってしまうので割愛しますが、モヘアワンピのフワフワした愛らしい感じは和紙のちぎり絵には最適なのでは?とひとり興奮し試作する。だんだんとエロい女性とは……の定義に数時間を費やし、結果、20デニールの黒ストッキングにモヘアのワンピという結論に達した次第です。(かなり歪んでいるのは承知の上です。)
 
ということで、私なりの少々歪んだ和紙愛と「挑発」を見ていただけたらとても嬉しゅうございます。
 
■紙すきの村〜久保昌太郎和紙工房〜 小川町小川1116‐2 10:00〜16:00(月曜定休)
■晴雲酒造:晴雲酒造 ギャラリー玉井屋 小川町大塚178‐2 11:00〜16:00(水曜定休
■埼玉伝統工芸会館 (和紙工房内) 小川町小川1220 9:00〜17:00(月曜定休)
 
詳細はこちらをご参照ください。