印刷のいろは展(金羊社×オールライト工房企画)

こんにちは。ワビスケです。
先週12日・13日・14日に開催された、いろは展に行ってきました。
 
印刷見本にもなっている「いろはカルタ」を集めながら
活版印刷やシルク印刷、箔押しなどが体験できるというので
とても楽しみにしていました。
 
まずは箱を作るところから。ただのボール紙にきれいな紙を貼ります。

 
凸版にて活版印刷を体験
初めてさわるのでわくわくのドキドキでした。


 
シルク印刷

これは経験があるので、少々余裕でした。
 
オフセット印刷やパッケージや函物の印刷物などの展示を見ながらカルタを集めていき、
途中で中綴じの体験です。

大きいホチキスのようで一瞬で終わってしまうのですが、強力で怖かった…
週刊紙なども綴じられるそうで、相当な数をさばくには、やはり職人の技が必要なのだそうです。
体験してわかりました。
素人は、怖くてガシャンとペダルを踏むまでに時間がかかること…
位置を間違えると自分の指も綴じてしまえるそうです。
 
中身のカルタをシュルリとまとめて、

 
最後に箱の表に箔押しして完成です。  ↓箔押し機


  
印刷にまわす版下やデータは作りますが、印刷物で上がったものも確認しますが、
印刷しているところを見たり、ましてや自分が体験する事などありませんでした。
実際は機械を動かして、機械が印刷するわけですが、じーっとその様子を見ていると、
機械にすら「偉いな、利口だな、おまえ」と感心してしまいました。
 
そして、活字金彫刻名人・清水金之助さんの地金彫り実演!

活字の母型をつくるための種字を彫る名人で、
逆さ文字を下書きなしでさくさく彫っていかれます。本当にすごかったです。

しかもおしゃべりしながら、質問にもきちんと答えながらです。
簡単な文字から「鬱」のような画数の多い文字も、一文字として値段は同じなんだとか。
 
『デザインのひきだし』編集長 津田さんの机を再現!も興味深く、
竹尾ファインペーパーの見本市では商品になった実物なども展示され、
紙について丁寧な説明付きで紹介してくださいました。
 
本当に楽しくて4時間以上居座っていました。
勉強になりました。